2021-04-27 第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
こうした考え方の下で、RCEP協定においては、中国に対して、タマネギやニンジンなど加工・業務用などで国産の巻き返しを図りたい品目、さらにはリンゴやブドウ、さらにはリンゴ果汁といった国産品と競合する可能性のある品目については、関税撤廃、削減の除外を確保しているところでございます。
こうした考え方の下で、RCEP協定においては、中国に対して、タマネギやニンジンなど加工・業務用などで国産の巻き返しを図りたい品目、さらにはリンゴやブドウ、さらにはリンゴ果汁といった国産品と競合する可能性のある品目については、関税撤廃、削減の除外を確保しているところでございます。
野菜や果実等については、中国のリンゴやリンゴ果汁など国産と競合関係にある品目や、中国のタマネギなど生産者団体が国産の巻き返しを図りたいとする品目は関税撤廃の対象外とするとともに、用途や価格面で明確にすみ分けられている中国のショウガ、ゴボウや、輸入のほとんどないASEAN十か国やオーストラリア、ニュージーランドからのネギ、ニンジンについては関税撤廃するものの、長期の撤廃期間を確保しております。
それからまた、輸出につきましては、青森県のリンゴ果汁事業者が新工場を建設しまして、地元産リンゴを主原料としたジュースを台湾、香港を中心に十七カ国に輸出している事例、それから、和歌山県の果汁事業者がジュースの充填ラインの改造を行い、国産一〇〇%のミカンジュース、桃ジュースを台湾、香港、シンガポールに輸出事例等がございます。
例えば、青森県のリンゴ果汁事業者が新工場を建設し、地元産リンゴを主原料といたしましたジュースを台湾、香港を中心に十七カ国・地域に輸出している事例であったり、あるいは、和歌山県の果汁事業者がジュースの充填ラインの改造を行って、国産一〇〇%のミカンジュースや桃ジュースを台湾、香港及びシンガポールに輸出している事例がございます。
例えば、青森県のリンゴ果汁事業者でございますが、新工場を建設いたしまして、地元産リンゴを主原料としたジュースを台湾、香港を中心に十二か国に輸出している例がございます。また、和歌山県の果汁事業者でございますが、ジュースの充填ラインの改造を行いまして、国産一〇〇%のミカンジュース、桃ジュースを台湾、香港、シンガポールに輸出している事例がございます。
それだって、今、リンゴ果汁、輸入が増えていて売り先が見付からないとか、なかなか安くて利益にはならない、それでも何とか、そのままにしていてもしようがないから、自分たちで努力をしてジャム作ったりリンゴジュース作ったりして頑張っているわけです。
その中で、輸入のリンゴ果汁というのが実は十二万七千六百三十七トン、国内産というのは二万三千七百五トンしかないんですね。 今まで、ウナギだとかあるいはタケノコの産地偽装問題、こういうのがありました。あるいはまた、食の安全を脅かすような農薬野菜という問題もありました。
対象品目の選定については、まず全体としての表示の方法等の考え方を整理した上で、具体的に検討を開始するということを考えており、リンゴ果汁飲料の原料原産地表示の義務づけについてはこの中で検討してまいります。今、リンゴジュースそれからミカンジュース、沖縄の黒糖やさまざまな点で表示を何とかしっかりしてほしいという声をたくさんいただいております。
さらに、今年二月に青森県警が、リンゴ果汁について、これを中国産を県産と偽り出荷した業者を、これも虚偽表示の不正競争防止法違反で逮捕ということであります。これは、昨年八月に県がJAS法違反で同社に業務改善を指示していたものと、それを調査の上、県警が動いたということでしょうかね。
○政府参考人(町田勝弘君) これにつきましては、リンゴ果汁、リンゴジュースを青森県産と称して販売していたものが実は中国産のものであったということで、詐欺、また不正競争防止法違反ということで関係者が逮捕された事案だというふうに承知しております。
○大河原雅子君 ですから、この業者さんが輸入果汁、輸入のリンゴ果汁を使ったとして、これを一〇〇%県内産ですというふうにうたわなければ問題にはならなかったわけですよね。それは御確認いただけますか。
○政府参考人(本川一善君) リンゴ果汁につきましては、国産が約一割、残り九割が輸入であるというふうに原料として承知しております。
リンゴ果汁は年間一人二・三リットル消費をされ、ミカンの半分とはいえ、果汁の中では人気が高い商品であります。 では、全国のリンゴ果汁消費量が一体幾らで、そのうち国産品の加工仕向け量、どのくらいになるんでしょうか。
九〇年にリンゴ果汁の輸入自由化が決定されて以降、輸入量は増加し、七万五千トン以上、生果換算で約六十六万トン、これはもっと多いときも少ないときもありますけれども。加工というのは、生果の価格安定や需給調整という役割を持っていると思います。しかし、安値の輸入果汁によって、加工に振り向けていたリンゴが生果に回り、ここでも価格を下げてしまう。つまり、生果の価格さえも下げてしまうという問題がございました。
○田名部分科員 日本にはかなりの量のリンゴ果汁が輸入をされていると思いますけれども、もう時間がないので申し上げますが、食の安全という観点から申し上げれば、やはりこういったことに対しても原産地表示の義務づけというものが必要なのではないか。
○中川政府参考人 加工食品についてのルールというのはいろいろございますけれども、端的に今申し上げますと、リンゴ果汁につきましては、その原料でありますリンゴがどこか、原料原産地の表示は、現在、義務づけになってございません。
○中川政府参考人 リンゴ果汁は一つの例でありますけれども、果汁飲料は、一般的に見ますと、搾汁あるいは抽出、ブレンドといったさまざまな過程を経てつくられております。ここで果汁の例としてリンゴを先生はおっしゃいましたけれども、果汁飲料ということになりますと、リンゴだけではなくて、さまざまな製品が出ております。
続けますけれども、青森県のリンゴ果汁については、私たち、昔から、自分自身が議員になる前から、原料原産地表示について要望をしてまいりました。加工リンゴというのは生食リンゴにも非常に大きな影響がございます。
数字でちょっと大臣に示そうと思うんですが、リンゴ果汁は一九九〇年の四月から自由化をされて、今では加工用リンゴに占める国産の割合は二割です。価格も半値以下になっています。輸入リンゴ果汁が野放しの状態で、生果用だけを対象にした果樹経営安定対策ではだめだということはこの経過からして明白なんですよ。 今、青森の果汁用リンゴの価格は、十年前のキロ四十二円から、二〇〇一年にはキロ十七円になっている。
○亀井国務大臣 輸入リンゴ果汁加工品の輸入規制のセーフガードの発動が考えられるわけでありますが、セーフガードの発動の可否は、輸入の増加による国内産業へのいろいろ重大な損害が要件ともなるわけでありまして、これらは、いろいろ慎重に考えていかなければならないのではなかろうか。 さらに後段の、原産地表示の問題等々、いろいろこの義務づけ等の要望があることは承知をいたしております。
生果リンゴに換算をいたしますと、青森県の生産量を超える輸入リンゴ果汁が恒常的に輸入されている。今、加工用のリンゴは捨て値同然ということで、では、すなわちその捨て値であるよりは生果で出そう、それで低下級品が生果市場に流れて生果用のリンゴの価格を押し下げている、こういう状況だ。 やはり、リンゴ果汁の輸入が生果用のリンゴの価格暴落の原因になっている。
平成五年までに江東区の城東健所と深川保健所がリンゴ果汁の検査をした結果、アメリカから輸入の果汁からはTBZが検出されているというデータを持っておるんです。
具体的には、輸入オレンジ果汁に対抗するために、風味向上のための新技術、これは窒素充てん施設ですけれども、こういったものを導入すると同時に、ラインの大型化などによるコスト低減を図ったかんきつ果汁メーカーの例、あるいは、リンゴプレサーブなどの果実加工製造施設を導入しまして多角化を図ったリンゴ果汁メーカーの例などに見られますように、各企業の経営改善への努力を支援し、一定の成果を上げているというように考えている
実際、リンゴ果汁の輸入量というのは、自由化前の八九年一万四千九百キロリットルが一九九三年には三倍以上の四万四千九百キロリットルになっております。そういう中で、特定農産加工法に基づく工場の国産原料の使用がどういうふうに推移しているかということを見ましたら、一九八九年と九二年の比較ですが、ミカン果汁では七〇%まで国産であったのが三一%になっています。
具体的な実例を挙げますと、例えば、輸入オレンジ果汁に対抗するために、風味向上のための新技術、窒素の充てん施設ですけれども、こういったものを導入するとともに、ラインの大型化などによるコストの低減を図ったかんきつ果汁メーカーの例、リンゴプレサーブ等の果実加工製造施設を導入して多角化を図ったリンゴ果汁メーカーの例に見られますように、各企業の経営改善の努力を支援し、一定の成果を挙げてきたものというように考えているところでございます
なお、具体的な実例を挙げますと、例えば輸入オレンジ果汁に対抗するために、風味向上のための窒素充てん施設を導入するとともに、ラインの大型化等によるコスト低減を図ったかんきつ果汁メーカーの例とか、あるいはリンゴのプレザーブなどの果実加工製造施設を導入し、多角化を図ったリンゴ果汁メーカーの例などに見られますように、各企業の経営改善への努力を支援し、一定の成果を上げたというように考えております。
○三上隆雄君 前段言いましたように、この法律を制定することによってその効果が加工業に及んで、その加工業を支えている生産段階に好影響を及ぼすというのがそもそもの法のねらい、願いである、こう思うわけでありますけれども、先ほど大塚先生も言われたように、その法律が制定された、しかしその間に牛肉・オレンジ、リンゴ果汁、そしてまた今回のウルグアイ・ラウンドの決着によって米までも入ってくる事態が出てきたわけであります
また、我が国の国民生活に不可欠で、新鮮な果物、例えばミカン、リンゴ、果汁なども深刻であります。 昨年の異常気象によって、二百万トンを超える米の緊急輸入、そして綱渡りの食糧政策、このような実態の上にガット・ウルグアイ・ラウンドの農業合意がなされたわけであります。米の部分開放、関税化、その引き下げは即、我が国農業・食糧、環境を破壊に追いやる懸念を憂慮するものであります。
○政府委員(上野博史君) リンゴ果汁の自由化の問題の考え方につきましては、見方はいろいろあろうと思いますけれども、そのことにつきましては先般お答えを申し上げたとおりだというふうに私どもは考えております。
ただ問題は、リンゴ果汁の需給調整等は考えているようでありますが、足りないのは生果の貯蔵、保管、流通、これらについて農水省の報告を聞きますと出ていないようであります。しかし、これらはもう大変な問題でありまして、実はきのうの新聞にも出ておりますが、大鰐町ではでっかい穴を掘って傷のついたリンゴをどんどん捨てているわけであります。
○説明員(上野博史君) リンゴ果汁の自由化は平成二年の四月から行われておるわけでございまして、自由化の直後にはかなり輸入量が急増するという現象が起こったわけでございますけれども、その後鎮静化いたしているというふうに我々思っております。
そこでもう一つお願い申し上げたいことは、昨年の四月からリンゴ果汁の自由化が実際行われたわけでありますけれども、その影響をどう受けとめているのか、その点について簡潔なお答えをいただきたいと思います。
そういうことで、全体としてのリンゴ果汁の供給量がどうなっていくのか、それがその需要との関係でどういうようなバランスの問題になってくるのかということが今の段階でははっきりわからないわけでございます。